シグナルの社長メリディス・ウィッタカーは、同社がAWSに依存せざるを得なかったことが問題であると指摘しています。シグナルはエンドツーエンドの暗号化を提供しているものの、多くのインターネットサービスと同様にAWSの利用に依存しており、最近のAWSの大規模な障害により利用が一時的に停止しました。AWSはクラウドコンピューティング市場の約3分の1を占めており、その影響力の集中により、シグナルのようなサービスは選択肢が限られています。ウィッタカーは、全球的なリアルタイム通信プラットフォームに必要なインフラの構築には膨大なコストがかかり、それを実現するための技術力が不足していると説明。全体的に、インフラを支配するのは3~4社に限られており、そのためシグナルなどの企業は代替手段を持てないのが現状であると述べています。