アマゾンは、そのデータセンターでの水使用量を秘匿するための戦略を立てていたことが、漏洩した内部文書から明らかになった。アマゾンは、マイクロソフトやグーグルといった競合他社に比べ、データセンターの所有数が圧倒的に多い。特に水の使用については透明性に欠けており、会社のクラウドコンピューティング部門は、実際の水使用量を最小化するために限定的な数値のみを公表する方針を採った。この文書では、アマゾンが2021年に1050億ガロンの水を消費したことが示されており、この量はサンフランシスコを超える規模の水使用に相当する。アマゾンは2030年までに水の使用効率を向上させる新たなキャンペーン「Water Positive」を発表したが、実際の水使用の二次利用についての公開は避ける方針を示しており、これが悪評のリスクを増大させる恐れがあった。