本研究は、シンガポール工科大学で開催された13週の基礎設計コースにおけるAI活用について、500人以上の1年生工学・建築学生の反応を追跡したものです。このコースでは、AI支援の設計スキルを学生に提供するため、さまざまな介入が行われました。学生は、AIをツール(補助者)、チームメイト(協力者)、またはそのいずれでもない(意図的な不使用)として利用するかについて反映することが求められました。この三つの視点を重視することで、学生は創造性を促進するためにAIを利用する方法を学び、単なる自動化にとどまらない倫理や文脈に関する認識が深まりました。結果として、学生は生成的AIの活用を通じて効率を向上させつつも、その利用を適切に拒否し、深いユーザーリサーチに時間を投入することで、イノベーションを生み出すことができることが示されました。