カーボン管理スタートアップのCarbon Directが別のカーボンクレジットスタートアップ、Pachamaを買収することを発表した。Pachamaは、ボランタリーカーボン市場の減速に伴い、約20名の従業員を解雇している。PachamaはAmazonの気候誓約や著名なエンジェル投資家から資金を調達し、自然ベースのカーボンクレジットに焦点を当てている。一方、Carbon Directは企業のカーボンフットプリントを追跡し報告するアドバイザリー企業である。ここ数年、カーボン市場は不確実性に悩まされており、特にボランタリー市場は約90%のクレジットが実際の炭素削減をもたらさなかったという調査結果もある。また、大企業はESG対策の宣伝を抑えているが、ネットゼロの約束を守る意欲は依然として高い。