マイクロコンピュータが家庭に普及してから40年、ユーザーは自由にソフトウェアを実行できる環境があった。しかし、今日ではその自由が徐々に失われつつある。例えば、Googleは2026年からAPKのインストールに制限をかけると発表し、Playストア以外からのアプリのインストールを難しくする方針を打ち出した。この措置はセキュリティの観点から提案されているが、企業の利益と結びつく問題も存在する。かつて自由なスマートフォンプラットフォームを標榜していたGoogleが、Appleと同様の厳しい管理体制に向かいつつあることは、個人の自由にとって大きな損失だ。また、ゲーム機の世界でも過去から閉鎖的なアプローチが取られ、ユーザーは製造元が許可したソフトウェアしか使用できない現実があった。この変化は、ユーザーの自由が制限され、企業が利益を優先する時代を象徴している。