中国のMoonshot AIが、オープンソースの推論モデル「Kimi K2 Thinking」を発表しました。このモデルは、OpenAIのGPT-5やAnthropicのClaude 4.5 Sonnetと同等以上の性能を持ちつつ、トレーニングコストが460万ドルと報じられています。同社は、従来のDeepSeekのアーキテクチャを基に、より重いツール利用と自律的計画を加えた設計をしています。最近のベンチマークでは、Kimi K2 ThinkingがGPT-5クラスの成績を収めており、中国のAI分野で西側に挑戦する初の完全オープンモデルとしています。設立者の楊志霖氏は、経歴にGoogle BrainやMeta AIを持ち、製品名は彼自身の英語のニックネームに由来しています。アリババはMoonshotに対して約8億ドルで36%の株式を取得し、その評価額は22億ドルに達しています。