最近、米国国立衛生研究所(NIH)の2人の高官が、新たなパンデミック対策として「健康的な食事と運動」を提唱しました。彼らは、感染症を引き起こす病原体を研究することやワクチンを備蓄することは無駄であり、人々の健康状態を改善することが重要だと主張。しかし、この提案は他の公衆衛生対策を犠牲にする危険性があり、専門家からは無謀と指摘されています。さらに、RFK Jr.は病原体の影響を軽視し、健康的な生活があれば感染症の脅威は少ないとする危険な哲学を広めています。彼は、栄養状態や環境要因が免疫系に大きな影響を与えるとし、疫病はむしろ栄養不足の人々に大きな影響を及ぼすと主張しています。しかし、一般的な健康状態の改善が広範な感染症への対策として常に機能するわけではなく、集団免疫の無い病原体に直面する際には特に問題があります。