この記事では、UberのH3ライブラリのRustによる再実装プロジェクト「ハイドロニウム」について説明しています。H3の完全な再構築を目指し、Rustとの親和性を高め、さらにWASMをターゲットにした安全なAPIの提供を目指しています。プロジェクトは強い型システムを活用し、H3の4.0 APIを100%カバーすることを目指しています。テストには差分テストが採用され、756のテストに加えて166の統合テストと42のユニットテストも行われています。パフォーマンスに関しては、911のベンチマークテストを実施。結果、h3oがH3を上回るテストが862件あり、速度向上が見られるものの、いくつかのケースではH3が優位に立つことがありました。