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Linuxカーネル、Microsoft C拡張を有効にすることを「覚悟」

The Linux Kernel Looks to "Bite the Bullet" in Enabling Microsoft C Extensions

https://www.phoronix.com/news/Linux-6.19-Patch-Would-MS-Ext


Linuxカーネルの開発ツリーに、Microsoft C拡張を使用するためのコンパイラ引数-fms-extensionsを全ての領域で有効にする二つのパッチが追加されました。これにより、GCCやLLVM/ClangがLinuxカーネルをコンパイルする際にMicrosoft Cの構文を使用可能になります。これらのパッチは次のLinux 6.19カーネルのマージウィンドウに提出される予定ですが、大きな反対意見が出るかどうかは不明です。過去にこの拡張を一貫して有効にするための提案はありましたが実現しませんでした。しかし、今回のパッチによって、Microsoft Cの機能を利用した「美しいコード」の記述が可能になるかもしれません。一部の開発者は、この変更がコードの可読性を向上させ、スタックスペースの節約にもつながると主張しています。Linus Torvaldsもこの議論に参加し、新たにこの拡張を導入することに対して否定的ではない姿勢を示しています。