RFC 863はARPAインターネットコミュニティのための標準として、廃棄プロトコルを定義しています。このプロトコルを実装するホストは、データを受信した際にそれを単に破棄するサービスを提供します。具体的には、TCPに基づくサービスがあり、サーバはTCPポート9で接続を待ち受け、接続が確立された後は受信したデータを破棄します。UDPに基づくサービスもあり、サーバはUDPポート9でデータグラムを待ち受け、受信したデータグラムを破棄します。どちらのサービスも、受信した際には応答を返さず、ユーザーが接続を終了するまでこの動作を続けます。このように、廃棄プロトコルはデバッグや測定のための便利なツールとして位置付けられています。