この記事では、著者がTigerBeetleに参加したことをきっかけに、分散合意アルゴリズムの一つであるRaftの実装に挑戦した様子が紹介されています。Raftは、クラスター内のノードがリーダーを選出し、そのリーダーがフォロワーにメッセージを伝え、過半数の同意を得ることでメッセージを適用する仕組みです。著者は、リーダー選出とログ複製というRaftの主要な二つの要素を実装し、約1,000行のGoコードを書き上げました。また、状態機械とキー・バリュー・ストアに基づくモデルについても触れ、Raftライブラリの上に分散型のキー・バリュー・ストアを構築する方法を示しています。記事内では、実装の基本に触れながら、状態マシンのコマンドを処理する方法なども説明されています。全てのコードはGitHubで公開されています。