最近、ニューヨークの金融技術会社SitusAMCがサイバー攻撃を受け、数つの米国の大手銀行やモーゲージ貸し手が顧客データの盗難の範囲を評価するために慌てている。SitusAMCは、11月12日にデータ侵害を確認し、ハッカーが銀行顧客との関係に関連する企業データや会計記録、法的契約書を盗んだと報告している。現在、サイバー攻撃の範囲と性質は調査中であり、同社は被害が「現在抑えられている」と述べ、システムは稼働中であることを伝えている。また、暗号化マルウェアは使用されていないため、ハッカーはデータの流出を狙っていた模様。JPMorgan ChaseやCitigroup、Morgan Stanleyなどの金融機関に通知が送られたが、具体的なデータの量や影響を受ける可能性のある消費者数は不明である。FBIもこの侵害を把握しており、影響の範囲を特定し、責任者を追跡することに尽力している。