この記事では、著者が友人との議論を通じて、ランダムなバイトストリームにおけるARMのThumb命令の存在可能性について探求しています。友人はランダムなデータがDEFLATE圧縮されたThumb命令を含む可能性が高いと主張しましたが、著者はその結論に反論しました。著者は、ランダムバイトが有効なDEFLATEストリームである確率は低く、むしろランダムバイトが有効なThumb命令である確率が高いと説明しました。圧縮データには多くの無効なケースが存在するため、理論上の最大エントロピーの観点からもThumb命令の恩恵が大きいと述べています。この実験では、Zigを用いてランダムなバイト列を生成し、Capstoneを用いて逆アセンブルを試み、その成果と失敗を記録しました。最終的な結果は、こうした手法を通じて得られた統計に基づいています。