本研究は、ゼロショット立場検出(ZSSD)における新たな解釈可能なフレームワークIRISを提案します。従来の研究は、明示的な推論に過度に依存しており、立場の分析において詳細性に欠け、一貫性がない問題がありました。IRISは、テキスト内のシーケンスに基づく暗黙的な理論と、言語的手法に基づく明示的な理論を用いて、入力の対象に対する態度を解釈可能に理解します。立場検出を情報検索のランキングタスクとして捉え、暗黙的な理論の関連性を理解することで、正確な予測へ導きます。さらに、コミュニケーション機能に基づく明示的な理論は、作者の対象に対する感情的および認知的側面を解読し、態度の理解を提供します。VAST、EZ-STANCE、P-Stance、RFDといったベンチマークデータセットを用いた実験により、提案したモデルは優れた一般化能力を持つことが示されました。