この記事では、著者がシンガポールでの講演後に行った3日間のマレーシア訪問について綴られています。マレーシアは35百万の人口を持ち、発展途上国の中で低い所得層に位置していますが、地理的には中国、インド、インドネシア、タイなどの国々に近く、多様な文化が交差する場所です。国民の半数以上は「マレー」と呼ばれる民族に属し、その基盤にはジャワ、タイ、ボルネオ、インド、そして中国の人々が見られます。マレーシア政府は、この多様性を統一するために、イスラム教を利用し、特に「ブミプテラ」と呼ばれる民族概念を創造しました。このブミプテラはマレー人と一部の少数民族を包含し、中国系マレーシア人との経済的な対立を浮き彫りにしています。記事は、このような歴史的、文化的背景を考察し、マレーシアが本当にアジアである理由を示しています。