JP Morganによると、NvidiaはAIサーバー全体を販売するための準備を進めており、これにより同社の利益が向上するとされています。来年発売予定のVera Rubinプラットフォームでは、Nvidiaはパートナーに対して完全に組み立てられたL10 VR200コンピュートトレイを提供する計画です。この動きにより、ODMは設計や統合作業を大幅に減らすことができそうですが、Nvidiaの利益が増える一方で、ODMの利益は縮小する可能性があります。具体的には、NvidiaはVera CPUやRubin GPUなどがプリインストールされたL10コンピュートトレイを供給することを検討しており、パートナーはサーバー設計からラックレベルの統合にシフトすることになります。これにより、パートナーは設計作業の負担が軽減される一方で、Nvidiaがサーバーの「心臓部」を固定し、標準化された製品を製造することになります。