サンフランシスコを拠点とするスタートアップ「シエラ」は、顧客サービス用のAIエージェントを企業向けに構築し、設立から21ヶ月で年間収益の走行指標(ARR)を1億ドルに達成したと発表しました。この急成長は、業界を問わず企業がAIエージェントを導入しつつあることを示唆しています。顧客には、DeliverooやDiscordなどのテクノロジー企業のほか、ADTやVansといった非テクノロジー企業も含まれており、特に伝統的な企業が同社の顧客になったことに創業者たちは驚いています。シエラは、医療における患者認証や商品の返品処理、クレジットカードの再発行など多様なカスタマーサービス業務の自動化を可能にしており、業界内の競合と差別化を図るために成果に基づく価格モデルを採用しています。現在の評価額は100億ドルとなっています。