「グーン・スクワッド」とは、ダニエル・コリッツが描く新しい形のマスターベーション現象「グーニング」についての報告です。2025年1月、アリゾナ州テンピで27歳のナウティカ・マローンの追悼集会が行われ、彼の性的な犯罪がオンラインでバイラルになったことが背景にあります。マローンは、自らの命を絶つ前に人々に注目される形で、奇妙な形の自己表現をしました。グーニングとは、自身の快楽を追求する行為で、仲間とのコミュニティの中で「ゴーンステート」と呼ばれる至高の喜びの領域に到達することを目指します。メディアによって「グーニサイド」と称されるマローンの死は、インターネット上で新しい文化運動の象徴となり、グーニングは若者たちを中心に広がっていくことになります。グーン・スクワッドは、こうした文化やその理念がいかに発展しているかを描いています。