この記事では、著者がdumbproxyというプロキシサーバーを利用して、HTTP/2上でPPPトンネルを確立する方法について解説しています。dumbproxyをサブプロセスとして実行し、親プロセスとstdin/stdoutを介して通信する新たな運用モードを実装しました。この機能により、SSHクライアントのProxyCommandとして利用することが可能になります。さらに、既に存在するTLSセキュリティ機能や柔軟な認証方式を活かしつつ、VPNプロトコルにPPPを組み込んで、HTTPを介したトンネル接続の実現を目指しています。記事では、dumbproxyの設定やpppdの動作環境を整える方法、必要なiptablesの設定について詳しく述べています。