カナダが麻疹根絶の地位を失ったことを、米州保健機関(PAHO)が発表しました。これは、12ヶ月連続でのウイルスの発生を抑えられなかったためです。カナダが麻疹なしとみなされなくなったことで、米大陸全体もいわば根絶の地位を失ったとされていますが、他の国々は依然として疫病を制圧したと見なされています。アメリカも、1月までに進行中の発生を抑制しない場合、同様にその地位を失う危険性があります。また、カナダでは、低いワクチン接種率が麻疹の拡散原因とされており、保健当局は95%の接種が必要だと訴えています。特にアルバータ州ではワクチン接種率が95%の基準を下回っており、南部地域では2歳未満の子供の68%のみが接種を受けたとされています。