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Postgres 17 と 18 のベンチマーキング

Benchmarking Postgres 17 vs. 18

https://planetscale.com/blog/benchmarking-postgres-17-vs-18


Postgres 18は最近リリースされ、多くの改善が期待されています。特に新しいio_method設定により、ディスクI/Oの処理をユーザーがより細かく制御できるようになりました。設定をsyncにすると、17以前のバージョンと同様の動作になりますが、worker(新しいデフォルト)やio_uring(パフォーマンス向上が期待される)方式が追加されています。この記事では、Postgres 17と18の性能比較のための詳細なベンチマークを実施しました。使用したツールはsysbenchで、主に読み取り専用のベンチマークに焦点を当てました。ベンチマークは100テーブル、1300万行のサイズ(約300GB)のデータベースで行われ、4つの異なるEC2インスタンス構成を用いて、さまざまな接続数でテストが実施されました。結果として、ネットワーク接続ストレージ上では、Postgres 18のsyncおよびworkerモードが17よりも著しく良好な結果を示しました。特にio_uringモードは期待ほどの性能向上が見られなかったことが驚きでした。