この記事では、著者がD言語でASN.1コンパイラを作成するのに費やした1年について語られています。ASN.1は、データ仕様言語として広く使用されているが、非常に複雑で難解な部分も多いとされています。著者は、これまでの経験がほとんどない中で、ASN.1を扱うことで多くの成長を感じたものの、精神的には大きな負担を感じたことも述べています。コンパイラはまだ完成には至っておらず、具体的なツールの機能よりも、その実装や出力についてのドキュメントが中心です。最終的には、TLSを実装するためにASN.1の知識が必要であったことから、楽しみとしてこのプロジェクトに取り組んでいると語っています。ASN.1の仕様は90年代に制定されたもので、今もなお現代の技術に影響を与えていることを強調しています。