ティム・クック氏がCEOとしての立場を退く可能性が浮上している。『フィナンシャル・タイムズ』の報告によれば、アップルの取締役会と上級幹部らは、クック氏が早ければ来年初頭に辞任することを見越して後任者の選定に真剣に取り組んでいるという。クック氏は2011年からCEOを務め、スティーブ・ジョブズよりも長く同職にあるが、アップルの市場価値は3500億ドルから4兆ドルに成長した一方で、AIにおける方向性については苦労しているようだ。現在のところ、クック氏の後任者や辞任の具体的なタイミングは決まっていないが、ハードウェアエンジニアリング部門の上級副社長であるジョン・ターナス氏が最有力候補と見なされている。