HackerNews

人為的エラーがインターネットを麻痺させる (1997)

Human Error Cripples the Internet (1997)

https://archive.nytimes.com/www.nytimes.com/library/cyber/week/071797dns.html


1997年7月17日、Network Solutions社がドメイン名のマスターデータベースに人為的エラーをもたらし、インターネット上のアドレスが腐敗。これにより、電子メールが「アドレス不明」と返送され、多くのウェブサイトにアクセスできなくなる事態が発生した。具体的には、.comおよび.netドメインの100万以上の企業が記録から消失し、ユーザーがサイトを検索しても存在しないと表示されるようになった。エラーは、インフレスデータベースをDNSソフトウェア用のテーブルに変換するプログラムの失敗によって引き起こされ、警告を無視した従業員が修正されたデータベースをネットワークに放出してしまった。修正は翌朝6時30分までに行われたが、影響を受けた他のサーバーへの通知には時間がかかり、修正の遅延でネットワーク全体に混乱を巻き起こした。