CODE-IIは、心電図(ECG)解析における人工知能(AI)向けの大規模データセットです。このデータセットには、ブラジルのミナスジェライス州テレヘルスネットワークから収集された2,735,269件の12誘導心電図が含まれています。対象者は2,093,807人の成人で、それぞれの検査は標準化された診断基準に基づき、心臓病専門医によってレビューされています。CODE-IIの特徴は、心臓病専門医と協力して開発された66の臨床的に重要な診断クラスを含んでいる点です。また、15,000人の患者からなるCODE-II-openという公開サブセットも提供されており、8,475件の検査から成るCODE-II-testもあり、これは複数の心臓病専門医によってレビューされたものです。CODE-IIを用いて事前トレーニングされたニューラルネットワークは外部ベンチマークで優れた転移性能を示しました。