エンジニアの採用プロセスは優れた人材を見つけることと常に乖離しており、一度見つけても昇進によってその地位を保てない。企業は、不適切な条件を生み出すか、ピーターの原則に従って優秀なエンジニアを能力の限界を超えて昇進させるため、結局優れたエンジニアはその能力を発揮できなくなる。面接では、コミュニケーション能力や学歴などから優秀なエンジニアを判断しがちだが、実際の職務パフォーマンスとのギャップが存在する。多くの場合、昇進がエンジニアの専門性を奪い、その能力を発揮できない新たな役割に移ってしまう。多くのエンジニアは昇進を唯一のキャリアパスと見なすが、専門性を維持し成長するためには、役割の変更を避ける必要がある。