ジッパーは100年以上大きな変化がなく、現在の形状は主に2つの連結した歯と引き手、そしてそれを支えるテープから成り立っています。しかし、日本のYKK社が新たに発表したAiryStringジッパーは、テープがなく、従来のジッパーよりも軽く、スリムで柔軟性があります。このジッパーは、素材の進化や軽量で柔軟な衣服の需要に応える形で再設計されました。YKKは、テープを取り除くことによって生じる製造課題をクリアするために新たな機械や製造工程を開発し、環境への影響を減らすことも目指しています。早くも、北面やデサントなどの企業がこの新しいジッパーを試験的に採用しており、今後の展開が期待されています。