グレイズハーバー郡の住民がH5N5型鳥インフルエンザに感染し、死亡したことが報告された。これは、H5N5の人間感染としては世界初の記録であり、ワシントン州保健省によると、患者は基礎疾患を持つ高齢者であった。患者は11月初旬からキング郡の病院に入院していて、ウィシコンシン大学医学部の臨床ウイルス学研究所がH5N5ウイルスと特定し、CDCからも確認された。現在、米国でのH5N5感染者は71例で、2024年以降の2件目の死亡例である。公衆衛生当局は、ウイルス感染のリスクが低いとし、他の個人からの感染は確認されていないと伝えている。また、患者は自宅で飼育していた家禽から感染した可能性が高いとされている。公衆衛生官は、患者やその家禽と接触した人々を監視し、感染拡大の防止に努めている。