この記事では、プログラミングにおける「速さ」と「遅さ」という言葉の限界について論じています。プログラミングは、ナノ秒から数か月までの計算速度を扱うことがあり、これがプログラマの思考を複雑にしています。例えば、あるコードが500サイクルかかる場合、その速度は「速い」と言えるのか疑問です。このように、数桁のオーダーを跨いで性能を評価することが難しいため、「速さ」と「遅さ」は多くの場合無意味なのです。また、Webフレームワークの選定においても、単にリクエスト毎秒の数字だけを追い求めるのではなく、自分のコードがその速度に耐えられるかを考慮すべきであると指摘しています。要するに、実際の開発では、単純に「速い」「遅い」と分類することはほとんど役に立たないのです。