米国サイバーセキュリティ機関であるCISAは、Ciscoのファイアウォールに対する攻撃が進行中であることを受けて、連邦政府機関に対し適切なパッチ適用を促しています。CISAの最新のアドバイザリーによると、CiscoのAdaptive Security Appliance (ASA) ソフトウェアに存在する2つのセキュリティの欠陥が悪用されており、すでに高度な脅威アクターによって狙われています。特に、大手企業や政府機関のネットワークを保護するために利用されるファイアウォールが標的となっており、CISAは該当する機関に対し最新のパッチへの更新を強く求めています。特定の機関がこれらの脆弱性にさらされていることを明かしていないものの、数機関が依然として脆弱であることが指摘されています。また、最近、議会予算局(CBO)がハッキング被害に遭い、機密情報が流出した事例もあり、これに関わるCiscoのファイアウォールが未更新であったことが判明しています。