arXiv cs.AI

Rubyにおける自動プログラム修復のための協調エージェント

Collaborative Agents for Automated Program Repair in Ruby

http://arxiv.org/abs/2511.03925v1


自動プログラム修復(APR)は、大規模言語モデル(LLMs)の進展により急速に発展していますが、従来の手法は計算コストが高く、特定の少数の言語に集中しています。Rubyは広く使用されていますが、APR研究ではあまり注目されていません。本論文では、Ruby用に開発された新しい軽量フレームワーク「RAMP」を紹介します。RAMPは、協調的なエージェントチームを使って、特定のテストを生成し、エラーを反映し、候補修正案を洗練させる反復プロセスとしてプログラム修復を定式化します。従来のアプローチとは異なり、RAMPは大規模な修復データベースや高価なファインチューニングに依存せず、軽量なプロンプトとテスト駆動のフィードバックを使用して直接Rubyで動作します。XCodeEvalベンチマークでの評価では、Rubyで67%の成功率を達成し、従来の手法を上回る結果を示しました。特に誤った回答、コンパイルエラー、ランタイムエラーの修復に効果的であり、新たな協調修復戦略の洞察を提供します。