この記事では、著者が1980年代のIBM XTパーソナルコンピュータを再現するプロジェクトに取り組んだ経緯について述べています。目標は、EGA版の「モンキーアイランド1」を完全な機能でプレイすることでした。そのためにはマウスのサポート、書き込み可能なハードドライブ、Adlibオーディオが必要です。プロジェクトのきっかけは、NEC V20 CPUの低消費電力版が存在することを発見したことです。このCPUはIntel 8088と互換性があり、FPGAとの接続が容易になります。使用した主な部品は、1MBのSRAMチップやFPGAボード、PS/2コネクタなどで、全体のシステム設計を行い、バスコントローラーや基本的なプログラムの作成が含まれています。最終的には、BIOSの代わりに診断ROMをインストールし、CGAアダプタを実装しました。