耐久性のある実行エンジン(DEエンジン)は、購入注文やユーザーのサインアップなどの複数ステップからなるワークフローの各ステップを永続化し、処理中の中断が発生した場合でも最後に成功したステップから再開できる仕組みです。これにより、重要なビジネスプロセスの進行状況を確実に把握し、最終的に完了させることができます。特にLLMとのインタラクションがあるエージェンティックシステムにおいて、以前のLLM呼び出しを繰り返すことなく効率的に進行が可能です。最近のDEは、PythonやTypeScript、Javaなどの一般的なプログラミング言語を用いたコードで定義されたワークフローが主流です。著者は、Javaで基本的なDEエンジンの実装を目指し、1,000行以下のコードで「Persistasaurus」というプロジェクトを開発。これにより、開発者の作業を大幅に簡素化する現代のJavaの利点を示しています。