マイクロプラスチックが空気中に広がり、目に見えない状態で地球全体に広がっていることが報告されています。これらの微細なプラスチック粒子は、富士山の上空、欧州の雨、北極の雪、さらには人間の体内にも存在が確認されており、研究者たちに警鐘を鳴らしています。環境化学の専門家である大越博氏は、マイクロプラスチックについて新たに発表された研究を引き合いに出し、気流によって長距離移動が可能であることを指摘しました。また、マイクロプラスチックが積乱雲の形成に寄与する可能性があり、これが極端な気象現象の引き金となるかもしれないとの見解も示されています。このように、空気中のマイクロプラスチックは環境問題の一環として無視することができない深刻な課題となっています。