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XSLT 2.0および3.0のW3C勧告ステータスの再考

Reconsider W3C Recommendation status of XSLT 2.0 and XSLT 3.0

https://github.com/w3ctag/obsoletion/issues/10


この記事では、XSLT 2.0および3.0のW3C勧告の地位について再考を促す問題が提起されています。著者は、これらのバージョンが真の「標準」と呼べるものではなく、互換性やセキュリティの原則に違反していると主張しています。特に、XSLT 2.0と3.0はSaxonという単一の実装のみがサポートされており、他の実装は不完全であるか、存在しないと指摘されています。また、XSLT 2.0は2007年にW3Cの勧告となったが、その後18年間にわたり広く受け入れられていないと述べています。セキュリティ面でも、XSLT 2.0及び3.0に基づく技術が特定の実装に依存しているため、XMLパーシングに関連する脆弱性を抱えるリスクがあることが警告されています。著者は、W3Cのプロセスにおける要件を考慮すると、これらの仕様は満たされていないと結論付けています。