英国の競争・市場庁(CMA)は、アップルとグーグルにそれぞれのモバイルプラットフォームにおける「戦略的市場地位(SMS)」を認定しました。この決定は、両社のオペレーティングシステムやアプリストア、ブラウザに影響を及ぼし、規制当局が競争を強化するためのターゲットを絞った行動を取ることを可能にします。CMAは、150以上の利害関係者と協議を行い、両社が市場での大きな力を持ち、戦略的な重要性があるとの結論に達しました。また、英国のモバイルデバイス所有者は、一度選んだエコシステムからの移行が難しいことも指摘されています。この決定は違法行為の証明ではなく、モバイルプラットフォームを効果的な競争に開放し、消費者と企業が公正に扱われることを確保するための介入が可能になるとして、CMAはプラットフォームに対する規制の必要性を強調しています。一方、アップルとグーグルはこの決定に反対の意を示しています。