バーティ・ザ・ブレインは、1950年にカナダのトロントで開発された初期のビデオゲームである。このゲームは、三目並べをアルゴリズムと対戦する形式でプレーヤーが楽しむことができる設計だった。プレーヤーは、9つのボタンがあるパネルから自分の手を選び、コンピューターの動きは上部のライトグリッドで表示された。バーティは、4メートル(13フィート)という高さの大きなコンピューターで、展示会での成功を収めたものの、展示終了後には解体され忘れ去られてしまった。バーティは、当時の真空管のミニチュア版であるアディトロン管を使用しており、ゲーム展示の一環として企画されたが、その後トランジスターに取って代わられた。バーティはビデオゲームの初期の形として注目され、インタラクティブなデジタルゲームの先駆けとも言える存在であった。