この記事では、依存型の使用に関する疑問が提起されています。著者は、依存型がすべての標準的な型理論に固有である一方で、証明オブジェクトは不必要でスペースの無駄遣いであると主張します。また、AUTOMATHというシステムで依存型を使用する経験について語りつつ,そのシステムの制約により実際には使用できなかったことを述べています。AUTOMATHは論理的枠組みであり、多様な形式主義を表現するのに必要な基本的な構造を持っています。著者は、近年の高次論理が好まれる流れについても言及し、Isabelle/HOLが主流として支持されている背景を説明しています。最後に、著者が求めていた正しさの証明に関する情報を別の型理論で得たことを示し、依存型や型理論の進化に対する興味を表現しています。