マイクロソフトは、同社のAzureネットワークがAisuruボットネットから発信された15.72テラビット毎秒(Tbps)のDDoS攻撃を受けたと発表しました。この攻撃はオーストラリアの特定の公共IPアドレスを標的にし、毎秒約36.4億パケットに達するUDP洪水を利用しました。Aisuruボットネットは、米国やその他の国の家庭用ルーターやカメラを悪用し、記録的なDDoS攻撃を引き起こすTurbo MiraiクラスのIoTボットネットです。攻撃は源アドレスの偽装が少なく、ランダムなポートを使用していたため、追跡が容易でした。クラウドフレアは、このボットネットが9月に22.2TbpsのDDoS攻撃を行ったとしており、これも記録的なものでした。この一連の攻撃によって、インターネットの安全性が再び問われています。